『日の名残り』を観る
![]() | 日の名残り (2008/08/06) エマ・トンプソンアンソニー・ホプキンズ 商品詳細を見る |
原作は日本生まれのカズオ・オシグロによるブッカー賞受賞作。
映画では、誇り高い初老の執事、ミスタ・スティーブンスと若い優秀なメイド長、ミス・ケントンの昔のふれあいが中心に描かれていたように思う。原作にあったスティーブンスの執事考や『品格』考察の部分もおもしろかったけれども。
結局この二人はお互いに求めるものの違いゆえにタイミングが悪かったって事なんだろうなあ。ケントンはもっと歩み寄りたかったのだろうけど、スティーブンスは適度な距離で、でも離れることなく一緒に仕事がしたかっただけだったんじゃないか、とか。
20年経ち、言い訳しながらも遭いたいと思えるようになった分、多少素直になったスティーブンスと、20年経ってやっと諦めに近い満足を得たケントンが再会して昔の気持ちを吐露する場面は何とも言えず複雑な気持ちになる。
原作には無かった、一番最後の、部屋に入ってきた鳥を外に放つシーンは後味の良さを引き立たせる効果なのかなーと思ってみたり。








